048703 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

PATON  GIRL!

PATON GIRL!

タイの男の子

次の日、ビーチへ行って、またあたしはびっくり&感動。
なんでって、生まれてからずっと湘南のそばで育ったあたしは透き通った海を見たことがなかった。プーケットの海は写真で見る沖縄とかの真っ青な色ではなかったけど、エメラルドグリーンのきれいな色をしていた。
そして、うわさの、悪名高き、ビーチボーイたちがうちらを迎えてくれました。
「日本人?かわいいね、イス座る?パラセイリングやる?」
もちろんみんな日本語で、ガイドブック通りの事、話しかけてきた。
初めて近くで見るナマアジア人(て、うちらもそうなんだけど)
まだ19歳の純情だったあたしは本気で(ヤバイ、カッコいい、、、)て思ってしまった。お姉ちゃんはさすが、冷めた目で見てた気がするが。
初めて名前を教えてもらったのはヤックン。「え?それ日本の名前じゃん」
て言ったら、「シブガキ隊のヤックンだよ」て教えてくれた。
まだまだ、タイ初心者、そこでチューレーンの存在を知ったのです。
ヤックンはものすごくかっこよかった。背はちょっと低いけど、日焼けした肌に鋭い瞳。はっきり言って好みだった。
ヤックンと話して知ったこと。年は29歳。日本人の女の子と結婚して今は別れて子供と元奥さんは北海道に住んでいる。
そのときはマジ?嘘だろ!て思ったけど、今考えると、たぶん、ほんと。
29歳のタイ人には19歳の日本の小娘はあまり興味がなかったらしく、はっきり言って、ぜんぜん相手にされなかった、、、様な気がする。
そして、もう一人、憶えてるのはジュップン。(←絶対聞き間違い!でもそのときそうとしか聞こえなかったんだもん)
ジュップンとは一緒に写真をとった。たぶんお姉ちゃんが持ってると思うんだけど、顔はたぶんぜんぜんかっこよくない。でも背が高くて、何より、あたしがビーチにいる間、ずっとやさしくしてくれた。
だから、たぶん、あたしはジュップンに恋をしたんだと思う。


© Rakuten Group, Inc.